地中熱を利用した換気システム ~舞鶴いり江ビル
弊社事務所ビルでは、冷暖房の補助として地中熱を利用した冷暖房システムを導入しております。
建物の企画の段階からソーラーパネルなどの省エネルギーのための設備を検討していたんですが、ご縁のある方から進められたこのシステムを採用することなりました。
ここでいう『地中熱』とは、温泉やマグマ、地熱発電などの「熱い」熱、地球の核エネルギーのことではなく、地下の4,5mほどの深さに蓄えられた太陽熱のことです。地下に入ると冷暖房もしていないのに、冬暖かく夏涼しいという、その原理を利用したシステムです。
上記写真のようなパイプを地中5mのところまで埋め込みます。このパイプを巡回した空気を蓄熱層に取り組むことにより、冬には床暖房が、夏には床冷房が実現するというものです。クーラーのように完全な暖かさや涼しさを提供できるものではありませんが、ほんのり暖かい、ほんのり涼しいという換気システムになります。
真冬や真夏など、朝来て事務所に入るとそのシステムのよさが実感できます。