S様邸 (新築住宅)
弊社ではめずらしいのですが、ホームページを見て、お問い合わせをいただいたS様。(素人がつくったホームページですので、なかなか問い合わせがありません(笑)。いろいろな”すまい”づくりのお話をすすめているうちに、1冊の本をもとにつくっていきましょうということになりました。
断熱・防音・透湿!奇跡の工法
無垢材・無暖房の家
「断熱屋」こと「Z工法」の創設者
山本順三氏:著
その本は、上の写真の本です。タイトルにもあるように、無垢材をつかい、しっかりと断熱をほどこすことで、暖房のいらない家ができるといいます。それに、私自身の命題でもあった、”すまい”の結露を防ぐために、水蒸気を調節するさまざまな工夫が書かれてありました。
まずは、無垢材、特に構造材にしっかりとした材料を使おうということで、こだわりの製材工場に供給をお願いすることにしました。その製材所は、天然乾燥材をあつかう、うきは市にある岩佐製材所さんです。S様にも足を運んでいただき、直接目で見て、こだわりの部分の説明を聞いていただきました。
木材は、山から切り出したままだと、水分が多く含まれていて、そのまま使用すると割れやそりなどの原因になってします。その水分を減らすため(含水率を低くおさえる為に)長い期間、天日干しにして自然乾燥させます。現在の乾燥方法の主流は、人工乾燥(重油などで強制的に乾燥させる方法)なのですが、その乾燥方法より、自然乾燥の方が、木材の色合いだったり、香りが違ってくるんですよね。今回は、柱の大きさも通常105mm角のものではなく、すべて120mm角のもので製材していただきました。
製材所で遊ぶお子様たち
天然乾燥の岩佐製材所さんのホームページはこちらへ
2階より、1階の吹き抜けを仕切る障子。
1階より2階をのぞむ。空気を流通させるファンを設置。
外観。玄関
屋根には、太陽光パネルが設置される予定です。